True Image技術を搭載したHEIDENHAINのエンコーダ : すべての機械軸に対応する信頼性と持続可能性に優れたソリューション

True Image技術を採用したHEIDENHAINの工作機械用リニアエンコーダと角度エンコーダは、エアパージなしで正確に目盛を読み取ることができるため、クーラントを使用する環境でも信頼性の高い位置測定を行い、最大99%の CO2排出量を削減することが可能です。

HEIDENHAINグループは、様々な軸径に対応するスケールドラムタイプやスケールテープタイプの角度エンコーダを多く揃えているため、機械メーカーはアプリケーションが要求する位置決め精度と工程の信頼性を申し分なく満足させることができます。

HEIDENHAIN at MECT 2025

開催日時:
2025年10月22日(水)~ 2025年10月25日(土)
10:00~17:00 最終日は16:00まで

出展場所:
ポートメッセなごや 3号館 3D14

インダクティブ角度エンコーダTCI 2000:
取付けが簡単で高精度位置決めを実現

HEIDENHAINのインダクティブアブソリュート角度エンコーダTCI 2000は、工作機械の要求に的確に応えるよう最適に設計されています。マシニングセンタの傾斜テーブルに搭載することで、3+2軸加工に必要な高精度と優れた動的性能を実現します。ターニングセンタでは、ミル軸や主軸の速度・位置制御に最適なソリューションです。

TCI 2000は、取付け公差と動作公差が広く、汚れに強い走査方式、高速回転対応、そして優れた位置決め精度を備えています。薄型の組込み型エンコーダであるため、TCI 2000は限られたスペースへの取り付けにも適しています。

True Image技術によりCO2排出量を99%削減

HEIDENHAIN True Image技術を採用した工作機械用のHEIDENHAINエンコーダは、結露など液滴が付着しても正確に目盛を読み取ることができます。目盛に付着した液滴が起こす光の屈折による影響を全く受けません。HEIDENHAINのリニアエンコーダLC 6シリーズ、角度エンコーダRCN 1シリーズは、エアパージを使用しなくても多くのアプリケーションで高精度位置測定が可能なため、工作機械のエアパージシステムを簡素化することができます。

最適な長さ測定による高精度ワーク加工

システムコストを削減し機械稼働率を向上

新しい LC 6シリーズにより、機械メーカーはエアパージに必要な煩雑さを大幅に簡略化できます。部品点数と配管数が減り、設置も容易になるためコストが節約できます。システムがより合理化されることにより、現場作業者には工程の信頼性とメンテナンス性が大幅に向上するというメリットもあります。

LC 6シリーズの長所

  • エアフィルタの追加が不要
  • 圧縮空気要求仕様の緩和
  • 設置コストの削減
  • 以上からシステムコストの削減が可能

LB 383C : リニューアルした長尺用エンコーダ

シールドタイプリニアエンコーダLB 382は、長年にわたり長尺工作機械で多く使用されてきました。リニューアルしたLB 383Cは、これまでの特長と将来を見据えた技術を組み合わせた製品です。最大測定長はこれまでと同じく72mで、走査方式を大幅に改善することで、より生産性の高い制御特性を実現しています。

角度測定 : あらゆる回転軸に対応するソリューション

新しいRVM 4000 : ロータリテーブルとスイベル軸の測定用

取り扱いが簡単なHEIDENHAINの新しいコンパレータシステムRVM 4000により、工作機械のロータリテーブルやスイベル軸の位置決め精度を迅速かつ正確に測定することができます。例えば、ISO 230-2 に準拠した工作機械の精度評価を作業現場で簡単に実行できるようになります。

AMO回転速度センサによる新しい診断の可能性

AMOの新しい回転速度センサは、主軸の動作データを収集し、オフラインで分析を行うことができます。主軸の分析に必要な動的性能の高さと機能安全に対応し、取り付け公差が大きいため取り付けも簡単なうえ、動作許容範囲も広くなっています。診断内容がより広範になったことにより、主軸診断の新たな可能性を追求することができます。

種類が豊富でコンパクト :
HEIDENHAINのECM 2000

角度エンコーダECM 2000シリーズは、スケールドラムの形状とサイズの種類が豊富でコンパクトであるため、ケーブル配線や狭い設置スペースでの取扱いが簡単です。連続動作と往復動作の両方で高速回転が可能で、磁気走査式を採用しているため耐環境性にも優れています。ECM 2000は、過酷な環境の作業現場での使用に最適な角度エンコーダです。

RCN 5331 Splus : 角度エンコーダにアンバランス検出機能を搭載

RCN 5331 Splus角度エンコーダは、RCN 5001シリーズをベースにしています。ベアリングを内蔵したこのエンコーダの特徴は、高いシステム精度と35mmの中空シャフトです。EnDat 3インターフェースと3つの加速度センサが搭載されておりビルトインアンバランス検出は、将来の自動化に向け各工程を安定化させます。

  • 回転軸に近接
  • 位置とアンバランスデータを簡単かつ高感度に検出
  • 外部センサ/分析が不要
  • アンバランス検出以上の付加情報を創造可能

LIP 6000 Dplus : 1本のスケール、1個の走査ヘッドで2自由度

LIP 6000 Dplusは1本のスケール本体に斜め45°と-45°の目盛トラック2個を搭載しています。各目盛ごとに走査フィールドを持つ特殊な走査ヘッドにより、測定長全体にわたって主方向Xとその直交方向Yを直接かつ正確に測定します。EnDat 3インターフェースにより、2つの位置値を1本のケーブルでコントローラに送信できます。これにより、ケーブル配線を大幅に削減し、設置を簡単にするとともに、モーションシステムの動的性能を最適化します。

GAP 1081 : 面外ギャップ測定

新製品のGAP 1081はハイデンハイン初のギャップエンコーダです。それは特殊ミラーと走査ヘッドの間の垂直方向のギャップを測定します。その結果、GAP 1081を簡単な垂直方向の位置決め作業に使用することができます。もしくはLIP 6000 Dplusのようなリニアエンコーダと平行に取付けることで、直線軸に沿って連続的に垂直方向の測定を行うことができます。GAP 1081のミラーは最長3 mまで対応します。1つのミラーに2つの走査ヘッドを配置すると、軸のピッチとヨーの両方を測定することができます。

アドバンスドロボティクスの高精度を実現するデュアルエンコーダとセカンダリエンコーダ

モーターフィードバックと位置測定を1台のエンコーダに集約

デュアルエンコーダKCI 120 Dplusはモータフィードバックと位置測定を1台のエンコーダに集約しています。減速機の出力軸に取付けることでジョイントの弾性・ゼロポジション誤差・反転誤差などの動的なロボットにおける設計上の不確かさを補正することが可能です。機能安全対応のEnDat 2.2ピュアシリアルインターフェースにより協働ロボットのようなアプリケーションに搭載することも可能です。

KCI 1300およびKBI 1300
小型ロボットモータ向け

インダクティブ式ロータリエンコーダKCI 1300およびKBI 1300は軽量・薄型設計が特長でロボットの小型サーボモータでの使用に最適です。信頼性の高いインダクティブ方式は汚れや磁場の影響を受けません。診断データにより外部温度センサによるモータ監視などの状態監視も可能です。インダクティブ式ロータリエンコーダKCI 1300およびKBI 1300は、走査ヘッドとねじ固定の目盛ディスクまたは軸に圧入するハブ付き目盛ディスクで構成され取付け公差が大きいため取付けが簡単です。

RSF : 柔軟性に優れたエンコーダ

RSFのソリューションはモジュール設計を採用し 、リニアエンコーダや角度エンコーダを極めて柔軟にシステムに組み込むことができます 。これは、あらゆるコントローラ用の通信インターフェースに対応し、様々な機械設計にも対応できることを意味します。取り付け公差が大きく 、エンコーダの取り付けが簡単という長所もあります。組込み型角度エンコーダMCR 15(アブソリュート)は 、直径50mmから350mmまでの目盛ドラムを用意し、計測アプリケーションなどモータの位置制御と速度制御を行う多くのアプリケーションで使用することができます 。

LEINE LINDE FSI 862 : 安全性を追求したシンプル設計

LEINE LINDEのFSI 862インクリメンタルロータリエンコーダは、SIL2およびPLdアプリケーション向けの認証を取得しており、機能安全を内蔵しています。滑りのない中空軸設計とセラミック製ベアリングを採用しており、鉄鋼や製紙業界など、外乱の多い環境で使用されるモータに最適です。エンコーダには安全機能が組み込まれているため、バックアップ用エンコーダや追加のセンサが不要となり、スペース、配線、設置作業を削減できます。

ESR : ひずみおよび振動測定

ひずみセンサESRは、橋梁、風力発電機、高層ビル、大型工業用ミキサや大型自動倉庫システムの構造ヘルスモニタリングにおいて、従来システムと比べて、多くの利点があります。

  • 高分機能で高精度
  • 構造体のひずみをリアルタイム計測
  • 高速で信頼性の高いデータ伝送
  • 屋外で使用を想定した保護設計