True Image技術を搭載した HEIDENHAINのエンコーダ :
すべての機械軸に対応する信頼性と持続可能性に優れたソリューション

True Image技術を採用した HEIDENHAINの工作機械用リニアエンコーダと角度エンコーダは、エアパージなしで正確に目盛を読み取ることができるため、クーラントを使用する環境でも信頼性の高い位置測定を行い、最大99%の CO2排出量を削減することが可能です。

HEIDENHAINとAMOは、様々な軸径に対応するスケールドラムタイプやスケールテープタイプの角度エンコーダを多く揃えているため、機械メーカーはアプリケーションが要求する位置決め精度と工程の信頼性を申し分なく満足させることができます。

HEIDENHAIN at JIMTOF 2024

開催日時 : 
2024年11月5日(火)~ 2024年11月10日(日)
10:00~18:00 最終日は10:00~16:00

出展場所 : 
東京ビックサイト 東7ホール E7123

True Image技術によりCO2排出量を99%削減

HEIDENHAIN True Image技術を採用した工作機械用のHEIDENHAINエンコーダは、結露など液滴が付着しても正確に目盛を読み取ることができます。目盛に付着した液滴が起こす光の屈折による影響を全く受けません。HEIDENHAINのリニアエンコーダLC 6シリーズ、角度エンコーダRCN 1シリーズは、エアパージを使用しなくても多くのアプリケーションで高精度位置測定が可能なため、工作機械のエアパージシステムを簡素化することができます。

最適な長さ測定による高精度ワーク加工

システムコストを削減し機械稼働率を向上

新しい LC 6シリーズにより、機械メーカーはエアパージに必要な煩雑さを大幅に簡略化できます。部品点数と配管数が減り、設置も容易になるためコストが節約できます。システムがより合理化されることにより、現場作業者には工程の信頼性とメンテナンス性が大幅に向上するというメリットもあります。

LC 6シリーズの長所

  • エアフィルタの追加が不要
  • 圧縮空気要求仕様の緩和
  • 設置コストの削減
  • 以上からシステムコストの削減が可能

LB 383C : リニューアルした長尺用エンコーダ

シールドタイプリニアエンコーダLB 382は、長年にわたり長尺工作機械で多く使用されてきました。リニューアルしたLB 383Cは、これまでの特長と将来を見据えた技術を組み合わせた製品です。最大測定長はこれまでと同じく72mで、走査方式を大幅に改善することで、より生産性の高い制御特性を実現しています。

角度測定 : あらゆる回転軸に対応するソリューション

新しいRVM 4000 : ロータリテーブルとスイベル軸の測定用

取り扱いが簡単なHEIDENHAINの新しいコンパレータシステムRVM 4000により、工作機械のロータリテーブルやスイベル軸の位置決め精度を迅速かつ正確に測定することができます。例えば、ISO 230-2 に準拠した工作機械の精度評価を作業現場で簡単に実行できるようになります。

AMO回転速度センサによる新しい診断の可能性

AMOの新しい回転速度センサは、主軸の動作データを収集し、オフラインで分析を行うことができます。主軸の分析に必要な動的性能の高さと機能安全に対応し、取り付け公差が大きいため取り付けも簡単なうえ、動作許容範囲も広くなっています。診断内容がより広範になったことにより、主軸診断の新たな可能性を追求することができます。

種類が豊富でコンパクト :
HEIDENHAINのECM 2000

角度エンコーダECM 2000シリーズは、スケールドラムの形状とサイズの種類が豊富でコンパクトであるため、ケーブル配線や狭い設置スペースでの取扱いが簡単です。連続動作と往復動作の両方で高速回転が可能で、磁気走査式を採用しているため耐環境性にも優れています。ECM 2000は、過酷な環境の作業現場での使用に最適な角度エンコーダです。

RCN 1シリーズの新機能

ベアリングとステータカップリングを内蔵した光学式アブソリュート角度エンコーダRCN 1シリーズは、性能と工程の信頼性を向上し新しい可能性を追求します。

  • 信頼性の高い走査方式
  • システム精度が従来のRCNシリーズよりも向上
  • 許容回転速度が高速
  • 温度監視機能も搭載

角度エンコーダRCN 1シリーズは、エンコーダに搭載された温度センサやトルクモータに内蔵された温度センサから温度データを収集し、制御装置にデジタル伝送することが可能です。

アドバンスドロボティクスの高精度を実現するデュアルエンコーダとセカンダリエンコーダ

モーターフィードバックと位置測定を1台のエンコーダに集約

デュアルエンコーダKCI 120 Dplusはモータフィードバックと位置測定を1台のエンコーダに集約しています。減速機の出力軸に取付けることでジョイントの弾性・ゼロポジション誤差・反転誤差などの動的なロボットにおける設計上の不確かさを補正することが可能です。機能安全対応のEnDat 2.2ピュアシリアルインターフェースにより協働ロボットのようなアプリケーションに搭載することも可能です。

KCI 1300およびKBI 1300
小型ロボットモータ向け

インダクティブ式ロータリエンコーダKCI 1300およびKBI 1300は軽量・薄型設計が特長でロボットの小型サーボモータでの使用に最適です。信頼性の高いインダクティブ方式は汚れや磁場の影響を受けません。診断データにより外部温度センサによるモータ監視などの状態監視も可能です。インダクティブ式ロータリエンコーダKCI 1300およびKBI 1300は、走査ヘッドとねじ固定の目盛ディスクまたは軸に圧入するハブ付き目盛ディスクで構成され取付け公差が大きいため取付けが簡単です。

LIC 3000 : EnDat 3搭載の動的な直線軸用のオープンタイプリニアエンコーダ

オープンタイプリニアエンコーダLIC 3000は、最高走査速度 600 m/minで測定分解能10 nmを実現します。リニアエンコーダLIC 3000により最大測定長10mにおいて、非常に動的かつ高精度の位置測定が可能です。

検出エリアが広いためLIC 3000の耐環境性は大変優れています。スケール本体上に不純物があっても、信号品質と測定信頼性への影響を最小限に抑えます。動的性能、長い測定長、そして堅牢なオープンタイプリニアエンコーダLIC  3000シリーズは、特に汎用性が高く、さらに多くのアプリケーションにLICシリーズの長所をもたらします。

EnDat 3によるバス型通信 : 高速性・実用性・経済性

EnDat 3は、バス型通信を含む将来のデジタル化の要求を満たしながら、高いシステムインテグレーションを実現するために理想的なエンコーダインターフェースです。EnDat 3は、ケーブル配線の削減と豊富な診断機能により、自動化システムの安全性と信頼性を向上させます。万能な通信技術により、位置フィードバックだけでなく、センサデータ、システムモニタリングデータ、自動設定データなど、さまざまなデータを送信することができます。