タッチプローブ、ビジョンシステム、センサ
ワークや工具の段取りと検査

工具やワークをインプロセスで監視することにより、生産性と工程の信頼性を向上。

HEIDENHAINタッチプローブTS 460とTS 760によりプロービング時間を最大30%短縮。

新しい測定カメラVT 122は、3つの機能を一体化 : ツールプリセッタ、顕微鏡、外観検査機能搭載。

新しい工具折損検出器TD 110により工具交換をするたびに工具検査時間を6秒短縮

新しい測定カメラVT 122 : 3種類の工具検査機能を一体化したインテリジェントシステム

これまでツールプリセッタ、顕微鏡、外観検査で行ってきた工具検査をVTCソフトウェアと組み合わせた測定カメラVT 122システム1台で実施できるようになりました。機械の加工エリア内で撮影した画像を制御装置の画面に表示することにより、工具の刃先の状態を正確に把握し、工具の総合的な評価に必要な情報を得ることができます。ビジョンシステムは、自動的に工具長、工具径、摩耗量を測定し制御装置に測定値を送信するため、検査室に行かなくても作業現場だけで詳細な工具検査を行うことが可能です。

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TD 110 : インダクティブ式工具折損検出器

工具検査を効率的に行うことにより、生産性と工程の信頼性は向上します。新しい HEIDENHAIN TD 110は、工作機械の加工エリア内に後付けで設置できるコンパクトで堅牢な工具折損検出器です。TD 110をテーブル近傍に設置して、高速回転しながら通過する刃長2mm以上の工具の折損検査を行ないます。TD 110の出力信号は、タッチプローブのインターフェースを使用して制御装置に送信されます。信号を受信した制御装置は、メッセージの送信、機械の停止指令、作業者が予め指定した応答などを行うため、工程の信頼性を向上させることができます。

TS 460 : プロービング時間を30%短縮

タッチプローブTS 460は、最大3000mm/minの高速測定が可能です。制御装置のプローブサイクルと組み合わせることでプロービング時間を最大30% 短縮でき、現場作業者の生産性を向上できます。衝突保護とワーク洗浄機能により工程の信頼性も向上し、高精度測定が可能です。

TS 760 : 高精度で低触圧

HEIDENHAINの新しいTS 760は、最大測定速度1000mm/minで、3Dの方向特性に優れた低触圧タイプのタッチプローブです。このため、金型製造の精密部品や繊細で壊れやすいワークの測定に最適です。

以下の特徴もあります:

  • コンパクト設計
  • ワーク洗浄機能搭載
  • TS 460との完全な互換性

StateMonitor の新機能 : 
エネルギーを監視しERPシステムと連携

HEIDENHAIN Digital Shop Floorのデータ統合ソフトウェアであるStateMonitorは、工作機械からデータを収集し、データの加工や可視化処理を行います。StateMonitorを使用することにより、所有しているCNC工作機械の加工状況をリアルタイムで把握できます。新しいバージョンでは、さらに革新的な機能を追加されています。エネルギー監視機能では、機械の電力、圧縮空気、工場用水の消費量を詳細にデータ分析することにより、最適化の可能性を導出することができます。新しいERPとの連携機能は、上位システムの ERPやMESと自動でデータを共有し、運用状況の可視化を促進します。